屋根リフォームで人気の「カバー工法」 🏠プロだけが知っている“意外な注意点”と“メリット”とは？

2025.06.26 雨漏り・板金交換・カバー工法

こんにちは😊
名古屋を拠点に屋根・外壁のリフォームを手がける【株式会社シマジュー】です🏠🔧

今回は、屋根リフォームで注目されている「カバー工法」について、
✨実はあまり知られていない大切なポイントをわかりやすくご紹介します！

「カバー工法って聞いたことあるけど、詳しくは知らないな…」という方にも、
役立つ情報がたっぷり詰まっています📚
ぜひ最後までチェックしてくださいね👀💡

プロだけが知っている“意外な注意点”と“メリット”とは？

近年、屋根リフォームの選択肢として注目されている「カバー工法（重ね葺き工法）」。
既存の屋根材の上から新しい屋根材をかぶせることで、コストや工期を抑えられるのが魅力ですが、

実はあまり知られていない“落とし穴”もあるのです。

本記事では、プロの視点からカバー工法の注意点とメリットを深掘りし、「知らないと損する」情報をお届けします。

✅ 知られていない注意点①｜屋根の通気性が悪化することも

カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに、その上から新しい屋根材を重ねるため、
内部に湿気や熱がこもりやすくなるというデメリットがあります。

特に、通気性の低い構造でカバー工法を行うと、
雨上がりや季節の変わり目に屋根裏の温度差で結露が発生し、
👉 野地板の腐食や断熱材の劣化につながるケースも少なくありません。

さらに、湿気がこもった状態が長く続くと、
カビの発生や小動物・害虫の住処になるなど、見えない部分で家の寿命を縮めてしまうリスクも⚠️

🛠 対策としては、以下の“ひと工夫”が重要です

✅ 通気層の確保
新しい屋根材との間に**空気の流れるスペース（通気層）**を設けることで、湿気や熱気を排出できる構造をつくります。

✅ 換気棟（けんきむね）の設置
屋根の頂上に設置する「換気棟」は、屋根裏の空気を自然の流れで排出してくれる重要なパーツです。
➡ 夏場の暑さ・冬場の結露対策に特に効果的です🌬️

❌ 知られていない注意点②｜カバー工法がNGな屋根もある！

「カバー工法は安くて早くていいですよね！」といったイメージを持つ方も多いですが、
実はすべての屋根に適用できるわけではありません。

状況によっては、カバー工法がかえって逆効果になるケースもあるため、
事前の診断がとても重要になります🔍

❗以下のような屋根には、特に注意が必要です

1️⃣ 瓦屋根（和瓦・洋瓦）には基本的に不向き
瓦は凹凸が大きく、重く、通気性の仕組みも特殊なため、
上から別の屋根材を重ねることが構造的に難しくなります。
また、瓦の重さ＋カバー材の重さで耐震性にも悪影響を及ぼすリスクがあります。

2️⃣ スレート屋根が“割れ”や“反り”で劣化している場合
既存の屋根材が劣化してボロボロになっていると、
その上から新しい屋根材をかぶせても、基礎が不安定なため密着性が悪く、
→ 最悪の場合、新しい屋根材が浮いたりズレたりする危険性も！

3️⃣ 過去の施工が雑で、下地が悪いケース
「前のリフォーム業者が適当にやっていた」
「ルーフィングが貼られていない、釘が飛び出している」など、
施工不良がある屋根には、見た目以上にリスクが潜んでいます。
➡ こうした屋根には、一度すべてを撤去して葺き替えを行う方が安心です。