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シマジューブログ

これからの時期気になるシロアリの対策と解説

シロアリ駆除

知っておきたい! シロアリの生態と駆除について

最近暖かい日が増えてきましたよね、そこで気になってくるのが「虫」についてです。

今回はシロアリについて生態と駆除方法についてご紹介していきます。

日本には現在、22種類ものシロアリが生息しています。

その中で建築物に被害を与えるシロアリは主に「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」です。

その他にも最近では「乾材シロアリ」の仲間である「アメリカカンザイシロアリ」や「ダイコクシロアリ」の被害も増加しています。

発生時期、場所、1集団の個体数

その他の特徴

・ヤマトシロアリ

イエシロアリと同様に被害報告が多い種類。侵入経路は地面・地下からで乾燥に弱く水を運ぶ能力がないため、住宅の被害は基本的にあり高い位置までは及ばないが雨漏りなどの影響で高い位置の木材が湿っていると加害されることもある。

羽アリは頭部と体が黒く、胸部のみ黄色で兵隊アリは頭部が長方形で少数の働きアリから集団を作るので駆除は念入りに行う。

 

・イエシロアリ

ヤマトシロアリと同様に被害報告が多い種類。侵入経路は地面・地下からで乾燥した木材でも水を運び湿らせてから加害するため、天井まで被害が及ぶこともある。 

ヤマトシロアリより少し大きく、被害の進行が早く甚大な被害を及ぼす。

羽アリは体が薄褐色で、走光性があり群飛後電灯の下などに集まる。

兵隊アリは頭の形が丸っぽく、警報フェロモンを出す際に頭部から粘液を出す。

加害部分だけでなく巣を処理することが重要。

 

・アメリカカンザイシロアリ

輸入家具などに紛れて日本に入ってくるため、分布地域以外にも発生の可能性がある。

名前の通り乾材を食べ、湿気がなくても活動できる。

侵入経路が様々で、被害箇所の特定が難しく駆除も困難。

羽アリの群飛で発見されることもあるが、ほとんどの場合は被害箇所付近に積もった薄茶色の砂粒状の糞がきっかけ。

羽アリは体が黒く、頭部と胸部が赤い。

兵隊アリはヤマトシロアリ・イエシロアリよりはるかに大きく、顎も巨大。

小規模集団が点在するために完全な駆除が難しい。

 

・ダイコクシロアリ

寒さに弱いため本土には生息していないが、地球温暖化の影響で本土上陸が懸念される。

アメリカカンザイシロアリと同様、乾材を食べるシロアリで湿気がなくても活動できる。

侵入経路が様々で、被害箇所の特定が難しく駆除も困難。

羽アリの群飛で発見されることもあるが、ほとんどの場合は被害箇所付近に積もった薄茶色の砂粒状の糞がきっかけ(アメリカカンザイシロアリの糞よりも小さい)。

羽アリは黄褐色で兵隊アリは頭部が体の4分の1を占めており、前面が裁断状で大黒天の頭巾

の形に似ていることから名前が付けられている。

シロアリをしっかり駆除するのは、プロでないと難しいといわれています。

シロアリは普段、土の中や木の中に生息していて、市販の殺虫剤などでは部分的な処理しかできません。

今回は、シロアリ駆除のプロがどんな駆除方法や対策をしているかをご紹介します。

小規模コロニーが点在するために完全な駆除が難しい。

 

シロアリ対策はいつするのがいい?

上記でもご紹介したように日本はシロアリの多い国です。

被害総額は年間1000億を超えるともいわれており、もはや他人事ではありません。

シロアリの発生と築年数には相関性はありませんが、建物が古くなればなるほど、シロアリの発生する確率は上がっていきます。

築年数が約10年でシロアリの被害が発生する確率は約10%と考えられています。そして築年数が20~30年と経過していくにつれて、シロアリ被害は10~20%以上へと増加していく傾向にあります。

シロアリ対策は新築を建てるタイミングが最も有効的です。

物事には必ず原因があり、シロアリが発生することにも当然ながら原因があります。

シロアリ被害の原因の多くが、新築を建てた時点ですでに発生しており

『ここ、何も処理していない!』

『こんな材料使っちゃだめ!』

『この穴塞いでない・・・』

と問題がたくさん出てきます。

起こるべくして起こってしまっているわけですね。

その場合、建て主の方は数十万から、場合によっては数百万もの改修費を支払うことになってしまいますが、新築時にこれらの問題をしっかり解決できていれば、そのようなことは起こりません。

そこで新築時におけるシロアリ対策の注意点を3つピックアップしました。

新築を建てる際にはぜひ参考にしてみてください。

 

♦新築シロアリ対策1:点検しやすい作りにする

点検しやすいというのは、シロアリ対策の王道です。

早期発見ができれば被害は浅くて済みます。

シロアリが来ると蟻道という道が発生します。

蟻道とはシロアリが土や排泄物・餌の食べかすで作った道のことを言い、彼らは光や乾燥が苦手なので地面の中から餌の木材までを行き来するためのトンネルとして蟻道を利用します。

で、「蟻道」ができているかどうか点検することができる造りにするのが有効でしょう。

 

床下の点検ができる作りにする

床下に潜るための点検口の設置と人が床下に入って動き回るための高さが必須です。

できれば33㎝以上は確保しておきたいところです。

また、基礎の立ち上がり部分に、人通口という人が通ることができる開口部を設置して、床下全体をくまなく点検できるようにすることも必要です。

 

基礎の外側も点検できる作りにする

家の外から見た時にも、蟻道を見逃さないように、基礎の近くに障害物を置かないようにする事も重要です。

障害物というとピンと来ないかもしれませんが、物置や、ウッドデッキなどがそうです。
それらを設置する事で、基礎の立ち上がり部分が隠れてしまう箇所が出てきてしまいます。

特に大きな物置などは一度設置してしまうと動かせないので、隙間から覗き込んでも、蟻道の有無を確認することは物理的に不可能でしょう。

収納スペースが増えるというメリットはありますが、被害のリスクを考えると避けたほうがいいでしょう。

 

基礎断熱工法をやめる

基礎の立ち上がりに断熱材を張り付ける基礎断熱工法は、シロアリ業者が全否定しているくらい被害にあう確率が高い断熱工法です。

春付けた断熱材と基礎の立ち上がりの間を通って侵入するため、外から蟻道が見えない事と、基礎断熱に使用する断熱材をシロアリが抵抗なく食べてしまうことが理由となっています。

 

以上が点検しやすい作りとして気を付けておくべきことですが、自分でも蟻道ができていないかを定期的に確認する習慣をつけておくことも必要です。

 

♦新築シロアリ対策2:樹種の選定に頼りすぎない

1つの屋根を建てるためには、様々な種類の木が使用されています。

加工しやすい木、変形しにくい木、腐りにくい木、そして、シロアリに食べられにくい木。

それぞれ適した場所に使用されることで性能を最大限に発揮することができます。

地面に近い土台や一階の柱などは、シロアリに強い樹種を選定することが重要です。

ですがこれを間違えてしまうと家が建った瞬間から、ロアリ被害のリスクが高くなってしまいます。

 

シロアリ対策に有効な樹種

チーク

ヒノキ

ヒバ

 

シロアリ被害にあいやすいとされる樹種

ホワイトウッド

スプルーツ

エゾマツ

 

以上が、シロアリ対策に有効な樹種と、被害にあいやすいとされている樹種になります。

さらに樹種だけでなく、同じ樹種の中でも、芯材、辺材という部分によってもシロアリ被害に強い、弱いがあります。

丸太を小口から見て中心の赤みがかった部分が芯材と呼ばれ、水分が非常に少なく、シロアリ対策に有効ですが、その一方で辺材は向いていません

これだけの情報だとヒノキやヒバの芯材を土台に使用すれば、シロアリ対策は万全と安易に考えてしまいがちですが、その思い込みこそが最も危険です。

実際、シロアリ被害にあった現場を見てみると、ヒノキの芯材でもボロボロになるまで食べつくされてしまっている事例は、いくつもあります。

樹種や、部位におけるシロアリ対策は、知識として持っておくことが大事ですが、それを過信しないようにしましょう。

 

♦シロアリ対策3:薬剤の選定

新築時のシロアリ対策として使用される薬剤で、最も一般的なものはネオニコチノイド系の薬剤です。

刺激伝達を遮り、伝達異常を発生させる事で、シロアリを退治します。

人体には安全とされていますが、実際は使用を禁止している国もあり、安全性を疑う声も少なくはありません。

また、薬剤の効果は5年と短く、安全性を保つためには5年毎に再施工が必要になるのですが、現実問題として完成後の家はすでに壁に囲まれてしまっているため柱や土台に薬剤を再施工することは不可能です。

再施工したとしても、新築より安全性は劣ってしまいます。

シロアリの発生確率が上がるのは、新築後から10年経った頃なのでネオニコチド系の薬剤はあまりおすすめできません。

ほかに、ACQという薬剤を柱や土台に圧力をかけて注入するシロアリ対策もあります。
加圧注入といわれる、このシロアリ対策は、効果が半永久的に続きます。
ACQの主成分である塩化ベンザルコニウムは、歯磨き粉や、赤ちゃんのおしりふきなどにも使用されている安全性の高い薬剤です。

また、ホウ酸系の薬剤もあります。
アメリカでは、木部処理にホウ酸系薬剤を使用するのが一般的です。

安全性が非常に高いうえに、防蟻硬化が半永久的に続くというメリットがあります。

新築のシロアリ対策としては、ACQ加圧注入と並んで、おすすめです。

ホウ酸系は、水に濡れると流れ落ちるという欠点があるので、外部には使用できません。

あくまで室内用ですので、注意が必要です。

 

まとめ

これからの時期はシロアリが繁殖するので、今回のブログが皆さんの役に立つといいなと思います。

株式会社シマジューにはシロアリ点検ができる職人もいますので屋根塗装・外壁塗装の際に床下のシロアリ点検も一緒に行うといいかもしれませんね!

健康な生活は、健康な家からです(^▽^)/

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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