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台風に強い家とは?風害や水害に強い家の特徴について解説しました(^▽^)/

外壁・屋根塗装・サイディング

地震や火山噴火などの、自然災害に見舞われる機会が多い日本では、台風による風害・水害もその一つになっています。特に近年は、大型タウ風による被害が多発しています。

新築や家の購入を検討中の方であれば、天や風の被害を受けにくい、台風に強い家づくりについても考えますよね。今回はそんな、台風による家の被害や、台風に強い家の特徴について紹介していきます。

 

台風の際に家が受ける被害はどれくらい?
台風によって受ける被害で真っ先に連想するものの一つに、強風による風害があげられます。以下は、風の強さと速さが住宅やビルなどの建造物に及ぼす影響をまとめた表になります。

台風予報でよく耳にする「最大瞬間風速30m/s(メートル毎秒)」ほどでも、屋根材が破損することがあります。

さらに、最大瞬間風速が30m/sを越え、平均風速20m/s以上の台風の場合、屋根材が飛散してしまったり、固定されていない小屋や物置が倒れたりする恐れがあります。

またそれ以上の風速になると、十分に固定されていないものは簡単に飛散したり崩れてしまう恐れがあります。

強風の予報が出ている場合には、台風が接近する前に家の周辺の片付け養生をしておかなければなりません。

 

台風が私たちに及ぼす被害は、風害だけではありません。

大雨に伴う水害も、多数多発しています。台風による水害には河川の氾濫による家屋の床下・床上浸水のため、土砂崩れによる被害も含まれます。

台風の通り道とも呼ばれている日本に暮らしている私たちにとって、大雨や強風による被害を受けにくい「台風に強い家づくり」を考えることは。もはや必須と言ってもいいでしょう。

 

目次

台風に強い家の特徴は?

どのような特徴を備えていれば、台風による被害が可能なのでしょうか?

ここでは、台風による大雨や強風に強いとされる家がもつ、主な特徴についてご紹介します。

 

台風に強い立地条件

台風に強い家に住むには、どこに建てるかという立地条件も重要になってきます。

障害物のない海沿いの土地は、内陸部よりも強い風速が確認されています。

海沿いの場合は、台風による高波や高潮による災害が発生する可能性もあります。

また、海だけでなく土地の近くに河川がある場合、大雨によって河川が増大する危険性もあります。

傾斜が急な山が近くにある土地については、台風による大雨の影響からがけ崩れや土石流、地滑りなどの土砂災害が起きる可能性があります。

地形が平坦ではなく、高低差があるかも確認した方が良いでしょう。周辺よりも低い土地は、大雨が降ると水が集まりやすく、地盤が弱くなっていることがあります。

家を建てる土地や今住んでいる土地の災害リスクについては、ハザードマップを確認しておきましょう。

ハザードマップとは、各市区町村が作成する被災想定区域や避難場所、避難経路などを表示した地図のことをいいます。

防災マップや、被害想定図、被害予想図などと呼ばれることもあります。

ハザードマップを事前に確認することで、水害が起きそうな立地を避けることができ、危険性があるとしても水害に強い家を建てるなどの対策もできます。

 

コンクリートか木造か

台風の雨や風に強い住宅に聞くと、軽い木造よりも重量のあるコンクリート造の住宅を連想する方が多いと思います。

鉄筋コンクリート構造(RC構造)は、コンクリートと鉄筋を組み合わせることでより強度が上がるので、台風による強風に強いだけでなく、耐震・耐火性能も高いと言われています。

しかし、木造の住宅は台風の被害を受けやすいと一概に判断はできません。

台風が毎年何度も接近する南西諸島にも強風に負けない木造住宅があるように、枠組壁工法(ツーバイフォー工法)や、耐震構法やSE構法と呼ばれる方法など、台風や地震などの外力に強い構造に沿って県陸することで影響を減らせるのです。

 

台風に強い屋根材を選定する

台風による被害を受けやすい家の箇所として、屋根部分があげられます。台風に強い家を建てるなら、飛散・破損を防ぐための素材や構造が選定された屋根材を選びましょう。

 

防災瓦

瓦の一枚一枚をかみ合わせて施工することで、強風や地震などで瓦が飛ばされたり、落ちにくい構造の屋根瓦です。

重量があり風に飛ばされにくい、防水性も高いなどの特徴があります。

 

金属屋根

ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板屋根など、金属製の屋根材です。

金属屋根は1㎡あたり5kg前後ト瓦屋根よりも軽量で飛ばされやすくなっているので、施工をしっかりしなければなりません。

不浸透性がある(液体が浸透しない)ため降雨による雨漏りの危険性は少ないといえます。

屋根として防水性能を高めるためには、確かな施工、施工精度が必須条件になります。軽量で燃えないため、耐震性・耐火性も高い屋根材で、地震の際に家屋は重心が高い位置にあると大きく揺れが発生してしまいます。軽い屋根材であれば重心が低くなり、揺れの減少が期待できます。

 

アスファルトシングル

「シングル」とも呼ばれており、ガラス繊維を板状にして砂粒などでコーティングした素材の屋根です。

施工のしやすさや費用の安さ、防音性、防風性の高さなどのメリットがありますが、軽量なため剥がれないよう確実に施工する必要があります。

金属屋根と同様に防水性に優れているため、雨漏りに強い屋根を実現することができます。

ガラス繊維で補強した「ファイバーグラスシングル」という種類であれば防火認定が適用されています。

 

台風に強い外壁材・外装材を選ぶ

屋根だけでなく、外壁も台風の被害を受けやすい箇所です。

台風に比較的強い外壁材・外装材を選定することで、万一の際野も被害を抑えられる場合があります。

 

タイル

昔ながらの外壁材として知られるタイルですが、強度が高いためキズがつきにくく、飛来物による損害も発生しにくい特徴があります。

剥がれや浮きが生じないように接着剤等の高い施工精度が必要です。

 

金属系サイディング

ガルバリウム鋼板などの表面材料と、断熱効果のある板を裏打ち材として成形されたもので、軽量で断熱性・耐久性などに優れています。

ひび割れの心配もなく強度が高いため、台風に強い屋根材といえるでしょう。

防水性の高い材質ですが、錆びやすいので、定期的な塗装メンテナンスが必要になります。

 

外壁は、防水工事だけでなく外壁塗装によって防水性を高めるのが一般的になります。

外壁塗装による防水性能は、時間によって低下するため築10年を目安に行います。

 

塗膜の防水機能の劣化は次のような部分で確認することができます。

 

・外壁を触ると白い粉がつく

・0.3mm以上のひび割れ

・シーリングの縮みや割れ

・塗膜の剥がれ、色あせ

・塗膜の膨れ

・カビ、コケ、藻の発生

 

塗膜の劣化が確認出来たら、外壁塗装を検討しましょう。

また、外壁塗装は塗ればいいものではなく、外壁の状態をきちんと判断することができる業者に依頼することが重要です。

 

台風被害の火災保険はどこまで補償できる?

火災保険には「風災補償」、「火災補償」、「落雷補償」があります。

それぞれ台風による被害を受けた場合に適応される補償ですが、対象内容に違いがあります。

どの補償が何に対応するものなのか確認しておきましょう。

 

風災補償

風災補償とは、風速20m/時以上の台風や疾風、竜巻、暴風などにより損害を受けた時の補償です。

たとえば、台風によって屋根や外壁の破損やそれによる雨漏り、ドアなどの整備の破損を補償してくれます。

被害があった場合は、保険会社に申請するために被害箇所の写真を撮っておきましょう。

風災補償にならないケースは「風で物が飛んできてケガをしてしまった」など、風による人の怪我などがあげられます。

 

水災補償

水災補償は台風や暴風雨による洪水や、土砂崩れや落石被害にも適応されます。

補償の条件は「床下浸水または地盤面から45cm以上の浸水、また損害割合が30%以上の場合」です。

台風の場合は、雨量の増加による浸水や土砂崩れによる被害が主になります。

具体的には、室内の床やクロスの張り替え、消毒費用の補償や、室内の家具などが濡れて使えなくなってしまった場合の補償などです。

車の水没などは水災補償が適応されないため、自動車保険でカバーしましょう。

 

落雷補償

落雷補償は、落雷によって家電製品が故障してしまった場合や、建物に損害があった場合に補償されます。

具体的な事例は「落雷が原因でエアコンやパソコンが故障した」「落雷が原因で火災が起きた」などになります。

注意点としては、パソコンの故障時は本体の修理費用は補償の対象ですが、保存されているデータやソフトなどは対象外になります。

そのため、クラウドや外付けハードディスクなどでバックアップを取っておきましょう。

 

窓の台風対策

台風で突風が吹くと、窓に被害が及ぶ場合があります。

強風で窓が壊れてしまわないよう、シャッター雨戸を設置したり、強化ガラスを選定しておくなど、あらかじめ備えておきましょう。

 

定期的な点検や適したメンテナンスを行いましょう

屋根・外壁・窓のいずれについても、災害に強い材質を選ぶだけではなく、適したメンテナンスを行うことが重要になります。

台風の時には、ベランダや庭などに飛びそうなものを置かないようにしておきましょう。

台風による被害は、屋根材や外壁材の経年劣化が影響することもあります。

メンテナンスのタイミングは材質によって異なるため、確認のうえで行いましょう。

メンテナンスの際には、上記で紹介したような屋根材・外壁材へのリフォームも検討すると良いでしょう。

 

まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました(^▽^)/

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