今日は赤カビのお話です。
こんにちは。
今日は、家の中で発生しやすい赤カビについてご紹介します。
赤カビ
って見たことありますか?
別名:ピンク汚れ
ともいわれています。
この赤カビ、
“カビ”と名乗りながら、
「ロドトルラ」という酵母の一種
なのです。
酵母は、
味噌や醤油、パンなどに含まれる
本当はいい菌です。
しかし、このロドトルラは、悪い菌の一種です。
栄養分は、垢や髪などの汚れ+お風呂の水気と温度です。
その他にも浴室の気密化もあります。
気密化は、部屋のお話しの中でも出てきました。
気密化を高くすると、湿気はこもるようになります。
これは、菌やカビが繁殖しやすい環境を作っているようなものです。
このピンク汚れって、
棚や椅子の裏や、床の端の方以外にも、
体を洗うタオルにも繁殖してしまいます。
しかし、
使用した後にタオルバーに広げて干して乾燥させれば大丈夫です。
赤カビはピンクなので、
白いタオルを使用していると気付きますが、
濃い色のタオルや同系色のタオルを使っていると、
気付きにくいです。
しかし、
赤カビが人の体で病気になることはありません。
人の体に赤カビが影響することといえば、
小麦などの植物が発芽した際に、
赤カビを取り込んでしまうことで発生し、
その食品を人が食べると、
お腹を壊してひどい下痢になることはあります。
赤カビも、カビの一種なので、
人に影響がないとはいえ、アレルギーの原因にはなるので、
見つけたら退治した方が見栄えもよくなります。
この赤カビ、
タオルで少しこすると簡単に取れます。
「それで綺麗になって良かった」
と思うかもしれませんが、
表面上を取っているだけで、根本的な解決にはなりませんし、
赤カビの元が洗うスポンジについてしまい、
カビを広げてしまう結果になってしまいます。
そんな赤カビを完全に退治するには、
・塩素系漂白剤を10倍に薄めてスプレー
・エタノール
・重曹沸騰水(沸騰したお湯1リットルに80グラムの重曹を溶かす)
を用意します。
掃除の手順は、
・塩素系漂白剤水は、スプレーしたら15分ほど放置した後、充分にシャワーで洗い流す。
・消毒用エタノールをスプレーしたらそのまま。
(消毒用エタノールは、ドラッグストアで購入することが出来ます。)
・重曹沸騰水は、お風呂上りに浴室にまき、水で洗い流す。
です。
除菌作用のあるお風呂洗剤(カビキラーなど)は、
ニオイがきつかったりするので、使う方が苦手な方は、
上記の掃除手順だけでも赤カビ退治に有効です。
赤カビを取り除いて、またすぐに発生してしまうと、ショックな気持ちになってしまいます。
だけど、対策をしっかりと行えば、赤カビの発生を防ぐことが出来ます。
<対策方法>
・入浴後は換気扇を回す
・入浴後は壁・床を水のシャワーで流す
・床に残っている水分を拭き取る
入浴後の換気は、24時間することが理想です。
もし、24時間換気を行うのが出来ない場合は、
せめて次の日の朝まで換気を続けましょう。
浴槽に残り湯が入っている場合は、
ふたをして湯気が上がらないようにし、
お風呂のドアを開けておくとより換気が出来ます。
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